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□ 著書名         【東京日記 卵一個ぶんのお祝い。】
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□ ジャンル        本当日記
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□ 著者            川上 弘美
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□ 出版社      平凡社   2005.9.23初版   151ページ
            ISBN4-582-83282-2   1200円(税別)
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本書は、本当日記です。少なくとも、五分の四くらいは、ほんとうです。

・・・とまぁ、あとがきにあるわけですが、

先週に引き続き、川上弘美さんです。
エッセイと読んで差し支えない内容かと。
例によって彼女のファンの方向けです。
(僕は川上弘実さん好きが高じて(?)、いまさらながらユリイカの川上弘美読本も買い求めてしまいました。)

さて、「本当日記」ってことは嘘の日記があったのか、という話になりますけれども過去にあったのです。
【椰子・椰子】 がそれにあたります。

ちなみにこれは雑誌「東京人」にて連載されていたそうです。
さすがに東京の場所が多く登場するわけです。
東京は仕事で年に一度いくかどーかの世界なんですが、自分も行ったことがある場所、見たことがある場所、行ってみたい場所がでていたりして読んでいて楽しかったです。

このお話のなかで三越のライオンがでてきまます。
ちなみにあれ、どうしてライオンが置いてあるのか?について、↓こんなお話がありました

>大正3年に、三越が日本初の百貨店として新店舗となった時に、当時の支配人だった日比翁助(ひびおうすけ)氏のアイデアで、
>三越を商売の王者にしようと、二頭のライオン像が設置したのが始まりだそうです。

また、ロンドンのトラファルガー広場にあるライオン像がモデルだそうです。
ちなみに「日本橋三越本店の正面玄関にあるライオンに、誰にも気づかれずに背にまたがって願いごとを唱えることができれば、その願いは必ず叶う、そうです。
どうやら効用は立身出世らしいですが、いつかやってみたいものですw
 

川上弘美さんが好きな方に、おすすめです。
 

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Copyright(C) Nobuhiko Takano 2005