いつか、ずっと昔、私は…。
江國さんの絵本です。
これは 【ぼくの小鳥ちゃん】
と同じく荒井良二さんが絵を書いておられます。
江國香織さん曰く、「これは大人のための絵本」だそうです。
まぁ、世の中にある絵本っていうのは子供向けというより、大人のためのものなんじゃないかとも思います。
最近になって絵本の魅力にはまりつつあります。
なお、このお話は【つめたいよるに】に収録されてる話です。
例によって読んだことをすっかり忘れつつ、しかして絵本で読み直すと違う感想を抱く、という事ができました。
江國さんの文も良いのですが、荒井さんの絵が特に素敵です。
この本を買って読んでいた時は僕の住む地域も桜が満開で、桜の咲く道を散歩したりしておりまして、ちょうど良いタイミングでありました。
夜桜などはなんだか怖い印象がありましたが、この本にでてくる桜の色遣いもすごいです。迫力があります。
こちらに荒井良二さんが文章を載せておられます。
オトナ向け童話が読みたい方、前世に興味がある方、江國香織さんのファンの方、におすすめです。