雨はシャンパンも飲めない。
音楽と犬についてのエッセイです。
大和書房のサイトで連載されていたものです。
連載当時から毎月楽しみに読んでいました。(たしか月イチくらいの更新頻度だったような)
ちょっと目を離したらあっさりと終わっていて、更にページも消え去っていて、どうしたものかと思っていました。
加筆修正、書き下ろし付きという事がありましたが、WEBで読んだときと違った印象でした。
やはりパソコンのディスプレイで読むのと、本を手にして読むのでは何かしら違うものがあるのかもしれません。
「まったりする」という表現について取り上げられていたのがちょっと面白かったです。
僕はあまり言わない言葉ですが、この単語、よく周囲で聞きますね。真意を探ると面白いものです。
江國さんは「雨」という名前の犬を飼っているらしく。他の本でもちらっと存在がでていました。
ちなみにコッカスパニエルという犬種。本や連載当時のWEBでは「雨」自身の写真もでていましたが、WEBであれこれ調べてみると、ぬいぐるみのような犬のようです。
猫が好きな自分ですが、犬も良いなぁ、なんて無責任な事を思ってみたり。
共働きという事もあり、現在は動物は飼えません。
僕らの間にはこれから先も子供ができるという事もなさそうなので、年をとって仕事に行かなくなったら、犬か猫でも飼ってみようか、と今から思っています。
音楽については、洋楽を中心に多彩なアーティストが取り上げられています。
(「多彩なアーティスト」だなんて表現、まるでFMラジオのパーソナリティみたいですね)
自分の好きなビリージョエルもちょっとだけ登場して、嬉しかったりします。
ちょうどWEBの連載の時にLisa Germanoが取り上げられていて、僕はこの人がどんな歌を歌う人か知らなかったので、探してきてしばらく聞いていたりしました。
他に出てくる音楽にも興味が出たので、ちょっと探して聞いてみる事にいたします。
【すみれの花の砂糖づけ】の一つの詩に曲がついた、という話も掲載されており、さっそく聞いてみたりしました。
犬を飼っている人、洋楽が好きな人、江國香織さんのファンの方、におすすめです。