新入りなのね。お名前は?
江國さんの絵本です。
タイトルはけっこう前から知っていましたが、ようやく実物を手に取る事ができました。
…といいますのも、これは92年に刊行されて以来、入手不可能となっていたそうなのです。
←こちらで復刊されたようです。
廃刊や絶版なったもので気になった本がありましたら、申し込んでみたら良いかもしれません。
>物語は「愛」をテーマにした大人のためのファンタジー。
…とあるページで、この本の紹介にありましたが、愛かどうかは解りませんが、ものすごい喪失感のあるお話です。
まさに人生は取捨選択。
何かを得たら、何かを失ってしまうもの、なのかもしれません。
最後のページで、僕はぐっとつまってしまいました。
印象的な宇野亜喜良さんのイラストも良いです。
恥ずかしながら、僕は宇野亜喜良さんをこの作品で初めて知りましたが、このような方らしく。
企画展なども開いておられるようです。
いつか機会があったら、その絵をナマで見てみたいものです。
過去にしばられている方、何かを待っている方、江國香織さんのファンの方、におすすめです。