「新入りなのね。お名前は?」
主人公田村カフカは15歳にしてはすごく精神的に安定していて、秩序だった行動で家出をします。
(まぁ、こんな15歳はいないだろう、とも思うのですが)
このカフカくんと、ちょっと知的障害がある老人ナカタさんのお話が並行して書かれています。
各キャラクタがしっかり立っており、また僕好みのタイプのキャラクタが多いお話でした。
このお話の舞台に四国方面が出てくるのですが、一度行ってみたい、と思いました。
あまり語りすぎるとネタバレにつながりそうなので、内容を語る事は避けておきます。
どこかのページで村上さんは2シーターのオープンカーが好きだと聞いたことがあります。
このお話でも数台の趣味車の部類に入るクルマが数台登場します。
マツダ・ロードスターに乗る大島さんは、「スポーツカーは周囲から見えやすいように赤色でなくてはいけない」と語ります。
しかし、彼女…いや、彼自身のロードスターのボディカラーは緑のようですが。
これにも理由があり、これはまた納得なのですが。
オープンカーに際しての、高速道路を走行するときは幌をあげたり、と細かい描写が気になりました。
実際、大島さんの乗り方は非常に正しいです。
僕もオープンカーに乗っていますが、ふと、彼の言うような乗り方をしてみたい、と思ったのでした。
話は大いにそれますが、こういう話もありまして、非常に気になりました。
たしかにこの本、かなり売れていましたね。
15歳だった頃を覚えておられる方、猫とお話できる方(もしくはお話ししてみたい方)、村上春樹さんのファンの方、におすすめです。