<概要>
富山→広島→福岡→鹿児島→宮崎→山口→四国→大阪 という行程でした。
←赤線が行き、青線が帰り、のイメージです。
マウスさばきが悪くて正確に示せてませんのでご了承ください。
広島に遊びに行くだけのつもりが、つい九州を半周と四国を少し通ってきました。
(↑「つい」の用法が違う気がしますが)
こんなに長い間遊び回るのは新婚旅行以来です。
結婚記念日が6月だったりするので、それを前倒しという気持ちもあって、思いっきり遊んできました。
<一日目>
自宅を出発。
北陸道を快調に進むのですが、石川県の県境でどしゃぶりに。
丁度幌を上げて食事中だったので問題なしです。
(今回の旅行は基本的にオープンで進みましが、高速道路走行時や渋滞はクローズにしておりました。ちょっと止まった時に開け閉めできるので、こういうとき電動幌は便利です)
道路情報によると、吹田インターの辺りで渋滞との事だったので、下道にスイッチして、大阪の町中を走ります。
せっかくなので新大阪駅を見てきたりしました。
山陽高速道路に乗り、無事広島入りしました。
細君が見たことなかったとの事なので、原爆ドームと原爆資料館を見学してきました。
僕は中学校の修学旅行で来ていたのですが、これは大人になってからまた見るべきだと思いました。
こうの史代さんの「夕凪の街桜の国」を読んでいた事もあって、柄にもなく平和の大切さについて考えました。
どうにもこの場所で気軽な気持ちでシャッターを切る気になれませんでした。
夜の原爆ドームも見たのですが、ライトアップされており、なんだか恐ろしい雰囲気が漂っておりました。
<二日目>
大和ミュージアムに来ました。
つい数週間前にオープンしたこの施設。完成前から行きたい行きたいと思っておりました。
1/10の戦艦大和は壮観でした。
←零戦もありました。
開館してすぐに入場しまして、お客さんも割と少ない中、ゆっくりと見ることができました。帰る頃にはすごい人の数になっていました。
大和つながり(?)で、松本零士さんのコーナーもありました。
松本さんは大和ミュージアムの名誉館長でもあるとか。
外に出ると実物大の戦艦大和の一部を模した公園がありました。
これが実物大か、と思いつつ歩いてきました。
←わかりにくい写真ですが、左舷前方部分です。
細君は「思ったより小さいよね」とか失礼なことを言ってましたがw
ミュージアム周辺をぶらりと歩いて見たのですが、港と海と山が一気にみれるこの風景。
かつて行った北海道を思い出しました。
宮島に行きました。
クルマも持ち込めるとのことで、フェリーに載せて厳島神社を参詣してきました。
←フェリーに積み込まれています。
昨年の台風で被害を受け、一部修復中でありましたがゆっくり見て回ることができました。
大河ドラマ「義経」の影響か、たくさんの人が参詣に訪れていました。
宝物殿も見てきました。平家物語の写しや鎧の類が置かれていました。要勉強、という感じでありました。
また、「清盛神社」も参ってきました。
←鹿がそこらを闊歩していました。
焼き立ての紅葉まんじゅうを食べられるところがあったので変り種の具(?)のものを頂いてきました。
最近のはバラエティーに富んでおりまして、あんこ以外にもいろいろありました。
←せっかくクルマを持ってきたので、宮島内を軽く流してきました。
福岡を目指して出発です。
中国自動車道の一部はすごく曲がりくねっており、それにもかかわらず皆さん速度を落としません。
なんだか危険だなぁ、と思いつつしばらく進んだら事故の表示が。
なんと、横転しちゃってるクルマがいました。
今回の旅行ではこれ以外にも何件も事故を目撃してしまいました。自分自身も一度危ない思いをしました。
幸いながら無事帰ってこられたのですが、今後も気をつけよう、と自分に言い聞かせつつ走ってきました。
関門海峡を渡り、福岡に入りました。
素晴らしく大きな橋…ではあるのですが、自分が思っていたのよりずっと九州と本州は近い事を知りました
<三日目>
福岡の宿から程近い太宰府天満宮を参詣する予定だったのですが、朝起きたら雨です。
これは…と思いつつ天満宮に到着したら、突然晴れてくれました。傘も必要なく、参詣から散歩を楽しむことができました。
我ながら幸運なことです。
お参りを終え、名物らしい梅ケ枝餅を食べてきました。
本来の旅行の予定はこの辺りまでだったのですが、予想以上に距離を進むことができたので、九州を半周しよう、と決意して鹿児島まで行ってみることにしました。
快調に高速道路をひた走り、鹿児島に向かいます。
途中、熊本県に寄り、熊本ラーメンなどを食べてみました。キクラゲが入っているのが印象的でした。
名物屋台の類いでしか食べたことのなかった九州のラーメン、本場で頂くのは最高でありました。
桜島を見てきました。
こちらは朝方ひどく降ったらしく、通るつもりでいた道が土砂崩れの恐れがありということで通行止めになっていました。
仕方なく地図を見ながら峠道を利用して迂回しました。
ずんずんと山に向かって走ったのですが、実はかなり楽しい道でした(笑)
残念ながら霧がかかっており火口から立ちのぼる煙などは見られませんでした。
まぁ、雨が降っていなかっただけましでしょうか。
桜島観測所を見学してきました。
岩石も間近に見る事ができて、楽しかったです。
噴火した岩石でできた道も通ることができました。
右の写真のような避難所もあったりして、活火山であることを今更ながら意識しました。
帰りは通行止めが解消されており、オープンで海岸線を流して宮崎まで行きました。非常に気持ちの良いドライブでした。
←一時的にこんなにすごい霧にも遭遇しました。
宮崎入りして夜。なにやらこのあたりでは鳥が美味しいとの事で、情報誌に載っていた専門店に行ってきました。
焼き物からささみまで、いろいろ食べてきました。
<四日目>
宮崎から山口に向かいます。
こちらはほぼ下道。走行している車も少なく、貸し切り気分でドライブです。さすがに距離があるのでほぼ移動日。
本州へ入るのに関門海峡を再び渡ります。
行きは夜景を楽しんだので、なんとしても明るいうちに渡りたい、ということで、頑張って走ってきた甲斐があり、明るいうちに渡ることができました。
思ったより早く到着したので、夕暮れの秋吉台を回ってきました。
←小さな写真ではよく解りませんが、すごく綺麗な風景だったのです。
カルスト台地というのを初めて目にいたしました。まるで冗談のような景色。
暗くなるまで散歩とドライブを楽しみました。
<五日目>
秋芳洞を見てきました。
こちらも混むことが容易に想像できたので、早起きして8時半を目がけていきました。
この8時半というのは情報誌にあった開洞される時間であったのですが、当日は8時から開洞されていたとの事で、すでに数台の車が。
ともあれ、全然混んだ状態でなかったので良い感じでありました。
「冒険コース」というのがあったのでさっそく挑戦してきました。当然ながらアップダウンも激しく、ライト片手に冒険隊気分を満喫してきました。
広い洞窟で、進むにつれてひんやりとしてきました。
←これは黄金柱です。
他にも百枚皿など有名なところも見ることができました。
持っているデジカメが夜景モードなどがついていないので、あまり良い写真が撮れませんでした。
長年使い込んだデジカメですが、買い替えを検討したい、と思ったりしたのでした。
今ならりなざうを持ち歩いているのでSDカードが読み書きできるものが欲しいなぁ、などと思いつつ。
まぁ、写真を撮るまでもなく、また遊びに来たいと思いつつ。
石像や、石灰岩によって自然に完成したといわれるマリア像などを見ますと、信仰心の類が薄い自分でも、世の中そういうものがあるのかもしれない、などと思うのでした。
←外の水がものすごく澄んでいます。岩魚らしきのが泳いでいるのがみれます。
秋芳洞を出て、美祢インターから高速に乗ったのですが、下道も高速道路も秋芳洞(秋吉台もかな?)を目指すであろう人々で激しく渋滞していました。
逆車線である僕らの進行方向はすいすいでした。早く行った甲斐がありました。
ぼちぼち大阪方面に向かって帰ろう、と思いつつ地図を眺めつつ時計を見たら、予想より時間的余裕があり、折角なので四国をかすめていくことにしました。
しまなみ海道を抜けていきます。
地図を見ても島が点々としているところで、橋を渡ったり降りたり。
←すぐそこに島が見えて、海が広がっているという不思議な光景を何度もみました。
ここらあたりで渦潮の間近まで船で行って見られるというのもあるようで、今度きたら是非体験したいと思います。
←港で一休みです。
また、このあたりはレンタルサイクルならぬ、レンタルバイクがあるようです。
こちらも次回是非、と思いつつ。
今回の旅行では四国周辺は全然情報を集めていなかったもので、ホントに通り過ぎただけです。
今度、もうちょっと調べてから訪れたいと思いました。
お休みが続いた日があればまた来たいと思いつつ。
大阪に向かっている最中の高速道路の上から、運良く「うずしお」を見ることができました。
細君と「大きな洗濯機…」などと笑いながら帰ってきました。
<六日目>
かつて僕が海遊館に行った事を話していたら細君も行きたい、と言うので、海遊館に行ってきました。
ジンベエザメやマンボウを間近で見れることができて楽しかったです。
←こんなに大きなマンタもいました。
大阪のたこ焼きも頂き、ようやく自宅へ向かい始めました。
だいぶ距離感が麻痺しているのか、米原あたりを通り過ぎたら、もう自宅間近の気持ちでした。
帰りの北陸道で面白いことが。
80km制限区間で覆面パトカーと遭遇しました。80km制限とはいえ、限りなく見通しもよく、道も安全この上ない場所です。
こちらは追い越し車線をそれなりの速度で走っており、トンネルにさしかかりました。
トンネル内で団子状になっている車群を追い抜いた時、突然僕の真後ろに進路変更をかけてきた怪しいクルマが。
自分が「!」と思ったのと、追い抜く瞬間に細君が「あっ!」と声を出したのが決定的でした。その場で軽く減速、走行車線に回避しました。
後で彼女に聞いたら、車内から視線を感じたのと、制服らしきシルエットが見えた、とのことで。
トンネルから出て、追い抜き斜線から僕の真横を通り過ぎるクルマは、現行クラウンに高速機動隊とおぼしき隊員三名乗車の、やはり覆面パトカー。
助手席の方が残念そうにしきりにこちらを眺めておられました。後部座席に一人乗車しているのは研修中なのでしょうか。
リアにカーテン。リアのアンテナも小さくて目立ちません。そこらのおっちゃんが乗ってそうな風体です。
かつて現職交通機動隊の方に「速度を出していたら、追い抜きざまに覆面か否かを見分ける事はほぼ不可能だね」だなんていうアドバイスを頂いた事があったのですが、暗いトンネル内+速度差40km以上という条件でも、気を付けていたらしっかり見つけることができました。警戒を厳にして走っていた甲斐がありました。
ま、密かに警察マニア(?)である僕らとしては、「覆面パトカーいないかな♪いないかな♪」などとうきうきしながら運転していたりもしたのですけどね。
ちなみに僕の横から出てきた直後、覆面パトカーは僕の前の走行車線に合流しました。
その直後、それを追うようにトンネルから出てきたトヨタの某ミニバンがお縄になっていました。
一部始終をずっと後ろで観察していたのですが、測定車両の後ろに入って、ほんの数秒で赤色灯点滅です。
本当にあの短時間、短距離で正確に測定できるのでしょうか。今度お聞きしてみたいところです。
そんなこんなで自宅に到着しました。久しぶりの自宅です。
特に異常もないようで、一安心でした。
帰ってきてまだ日が暮れてなかったので、洗車をしました。
雨などにあまり遭遇してなかったものの、ボディは汚れ、前面は虫などが沢山付着しており、ホイールはブレーキダストで寂しいことになってました。
なんとなく汗くさい車内。ある程度は拭き掃除をして、バケットシートのクッションを取り外して洗濯することにしました。
ボディを丹念に洗車をして終了、です。
<最後に>
無事楽しく旅行を終えることができました。
日頃の行いがよいのか(ああっ!石を投げないでっ!)幸運なこと続きの旅行でした。
誠にお恥ずかしい話でありますが、旅行前は中国四国地方の地理にとても疎く、どこに何県があるのかというのを正確に言い当てられない状態でありました。
実際に走ってみてようやくしっかり覚えることができました。
総走行距離3300kmの行程でした。
一日あたり600km以上走るという事に。
自動車を運転するようになって8年ばかりですが、一度の旅行でこれほど走ったのは初めてです。
ちなみに燃費測定もしていたのですが、非常に高燃費でありました。あんな速度や回転数の状態で走ったりもしていたのに、不思議なものです。
今回の燃費 12.84
#ずっとナビをしてくれた細君、九州地方の情報を下さったBさん、オーナーの無謀な運転にも律儀に付き合ってくれた愛車に、感謝であります。